TLCマッチは痛そうだ
2006/09/17放送分 Unforgiven (Toronto, Canada)
- Intercontinental Champion Johnny Nitro w/ Melina vs. Jeff Hardy (Intercontinental Championship)
Jim Rossが言っていたところによると、Jeff Hardyは2001年に最年少(当時23歳)Intercontinental Championになったそうな。Jeffはリング内外を上下に使う攻撃を多用して攻め込んでいた。Jeffがコーナーに立ち上がったときに、その膝に向かってNitroがドロップキックをしたのだが、あれはかなり危険度の高い技だな。膝を逆に押される上に落下を失敗すると大怪我になりかねない。Nitroがコーナーからコークスリュー・ムーンサルトをしたときもJeffにかわされたのだが、誰もいないリングに落ちたNitroの膝が危険な角度になってた気がする。左膝を攻め続けられたJeffは健闘をしたのだが、レフリーから見えない角度からMelinaがブーツで攻撃をしてきたのでJeffは負けてしまった。試合後に舞台裏でJeff Hardy, Matt Hardy, Litaの3人(かつてTeam Extremeとして組んでいた3人)が一同に会したシーンがあった。
Winner: Johnny Nitro
- Umaga w/ Armando Alejandro Estrada vs. Kane
Umagaはあれだけの巨体を持ちながら回転胴回し蹴りを使え、Kaneとパワー勝負をしても押し負けることがない。KaneがUmagaを場外まで追いかけ殴り続けたので両者カウントアウトとなってしまった。入場口前まで殴り合いを続けた2人はそのまま退場していってしまった。
Count out
- World Tag Team Champions Spirit Squad (Kenny & Mikey) w/ Mitch, Johnny, Nicky vs. The Highlanders (Robbie & Rory McAllister) (World Tag Team Championship)
Spirit SquadのKenny以外のメンバーは今はどこへ行ってしまったのだろう。このころの様子を見ているとKennyがServivor Seriesでリーダーになるというのはかなり不思議だな。Highlandersも知らぬ間にいなくなってしまった。今や両者目にすることができない組み合わせの試合だな。
Winners: Spirit Squad
- D-Generation X (Triple H & Shawn Michaels) vs. The McMahons (Shane & Vince McMahon) & ECW World Champion Big Show (2 on 3 Hell in a Cell Match)
今回のHell in a Cellから新しいものになったそうな。これまではリング外の幅が16フィート(4.9m)だったのが、新しいものは20フィート(6m)になったようだ。初めて行われたのが1997年なので、前回までのCellは10年も使用していたのだな。これまでのHell in a Cell Matchの参加者を列挙してみると
- Shawn Michaels (2回)
- Undertaker (7回)
- Steve Austin (2回)
- Mick Foley (Mankind, Cuctus Jack) (4回)
- Kane (2回)
- The Big Boss Man
- Triple H (6回)
- Kurt Angle
- The Rock
- Rikishi
- Chris Jericho
- Brock Lesnar
- Kevin Nash
- Batista
- Randy Orton
となっている。これまで10年間で13回しか行われていないのに、そうそうたるメンバーだな。
さて試合のほうは、ShaneもVinceも会社の役員なのにしょっぱなから出血していた。Big Showは試合開始と同時にLow Blowで半リタイア状態となっていたが、復活してからはDXは劣勢に立たされてしまった。金網にたたきつけられ、DXの2人も額から出血し、Big Showの厳しい攻撃にさらされていた。ShaneがTriple HをArgentine backbreakerに捕らえ、そのまま後ろに落とした技はすごかったな。ShaneがTriple Hを担げるなんて思いもしなかった。Shawn MichaelsのAtomic dropに続けてTriple HのSpineBuster、そして椅子に挟まれた首にShawn MichaelsのElbow dropをくらいShaneは戦闘不能。Big Showは椅子と鉄階段攻撃で戦闘不能。DXはそのBig Showのお尻をさらしてVinceの顔をうずめてしまった。Vinceは最後にShawn MichaelsのSweet Chin Music、ひざまづいたところに後頭部に対してTriple HのSledgehammerを食らった。Sledgehammerの頭の部分が当たっていないとはいえ、柄がぽっきり折れていた。VinceもShaneも担架で運ばれていったが、あれは相当やばそうだな。Shaneなんて目を見開いて痙攣していたし。
Trish Stratusの引退試合。WWEの女子部門を盛り上げてきたLitaとのタイトルマッチを地元Trontoでできるなんて、アメリカン・プロレスでは珍しい円満退社だな。試合はTrishがStratus Factionに入り、そこから顔面をたたきつけるのではなく、ローリングしてのえび固めへ。それを途中でLitaに拒まれたが、なんとかひっくり返し両足を捕らえてSharpshooterを決めタップを奪った。
Winner and new WWE Women's Champion: Trish Stratus
- Randy Orton vs. Carlito
Ortonは試合開始から口元を切ってしまった。Backbreakerを決めてRKOの体制に入ろうとしたところにCarlitoの膝立てbackbreakerを食らってしまった。最後はCarlitoがトップロープから飛んだところにあわせてOrtonがRKOを出してきた。
Winner: Randy Orton
この試合でJohn Cenaが負けた場合はSmackdownへ移籍するということになっている。そして試合会場はEdgeのホームタウンToronto。試合形式はEdgeが負けたことのないTLC (Table, Ladder & Chair) Matchである。さすがにEdgeの地元だけあってJohn Cenaもブーイングで迎えられた。こういう道具を使わせた試合ではやはりEdgeのほうが経験が多い分使い方をわかってるな。CenaもEdgeを梯子で挟んだ状態でSTF-Uに入るという使い方も見せた。Cenaが梯子に登ってベルトをつかむかと思ったところにLitaが乱入。リング上に置いた梯子からリング外のテーブル向かってCenaを落とした。続けてLitaはEdgeが梯子に登っているところをサポートしようとして、リング内の戻ってきたCenaを後ろから椅子で殴ったのだが、偶然か否かCenaがEdgeの登っている梯子に倒れ掛かる形となりEdgeもリング外のテーブルに落ちる結果に。最後は2人が梯子の上に登ったところでCenaがEdgeをFU、Edgeはリング上に2段積みされていたテーブルの上に落下していった。
Winner and new WWE Champion: John Cena