帰ってきた小さな巨人

2007/08/31放送分 Smackdown (Albany, New York)

Kane vs. Finlay

Unforgivenにて行なわれるThe Great KhaliとのWorld Heavyweight Championship Matchの対戦相手を決定するためのトーナメント戦が行なわれた。第1試合はKaneとFinlay。Kaneは試合開始早々Finlayのいつも持ち込んでくる棍棒を手に取り遠くへ投げ捨てた。あの棍棒でいつもFinlayは勝利していくからな。しかし、リング下からHornswoggleの手が伸びてきて新しい棍棒をリングサイドへと置いていった。リング上に座り込んだFinlayに対してKaneが珍しく低空ドロップキックを出してみせた。Kaneがドロップキックをしている姿ってあんまり見ないのでちょっと驚きだ。試合はHornswoggleがリングサイドに登場しレフリーの気を引いている間にFinlayが棍棒を手に取りKaneを殴打。そのためKaneはフォールされて負けてしまった。
Winner: Finlay


Montel Vontavious Porter & Matt Hardy vs. WWE Tag Team Champions Deuce & Domino w/ Cherry (WWE Tag Team Championship Match)

ここ最近ずっといがみ合ってきたMVPとMattがタッグを組んでタイトルに挑戦することとなった。MVPは自分の都合に合わせてMattにタッチ交代するので、Mattはペースを乱されていた感じだった。Mattがチャンピオンチームにつかまっている間にMVPはリング下にいたCherryに話しかけたりしていてかなり非協力的だった。そんなMVPに怒ったMattはビンタをしてタッチ交代、MattがTwist of Fateを決めたところでMVPがMattをリング下へ放り出し、スリーカウントを取って勝利した。この連携もまったくできていない2人がチャンピオンになってしまって防衛していけるのだろうか。そしてMVPはUS ChampionとWWE Tag Team Championの2冠になったな。
Winners and new WWE Tag Team Champions: MVP & Matt Hardy


Eugeneが会場で空気砲を使って観客席にTシャツを配っているところにMark Henryが登場。Eugeneが空気砲を誤ってHenryに向かって発射してしまったので、怒ったHenryはベアハグでEugeneを捕らえて気絶させた。その後Henryの口からUndertakerがUnforgivenに帰ってくることが発表された。大物が次々と帰ってきますな。


Batista vs. Ray Mysterio

先日のSummerSlamで帰ってきたRey MysterioのSmackdown復帰戦。BatistaもMysterioが帰ってきたことを歓迎していた。力のBatistaとテクニックのMysterioという感じで試合が展開、Mysterioが619を仕掛けようとしたところでBatistaがキャッチしてそのままスパインバスターを決めた。そこにFinlayが椅子を持って乱入してきたのだが、Batistaは椅子を奪いFinlayを攻撃しようとした。それを制止しようとしたレフリーをBatistaが突き飛ばしてしまったので、反則が採られMysterioの勝利となった。Khaliの相手を再びBatistaがするのかと思っていたので、これは意外な展開だな。
Winner: Rey Mysterio (DQ)


Master Lock Challenge

今日の挑戦者はChuck Palumbo。先週KaneへのMaster Lock Challenge後にPalumboと試合をして一瞬で負けてしまったChris Mastersにとっては復讐戦となる。しかし、Master Lockをかける段階でMastersが止めてしまい退場していってしまった。もしかしてBobby LashleyにMaster Lockを破られてから勝負するのが不安なのかな。
No Contest


Rey Mysterio vs. Finlay

この試合の勝者がUnforgivenにてThe Great Khaliの持つWorld Heavyweight Championshipに挑戦できる。FinlayがMysterioをボディスラムする時に、通常のボディスラムであれば自分の足元に落とすものを投げ捨てるという表現がぴったりな投げ方をしていた。Mysterioのような軽量級でヘビー級の選手と対戦できる人がいると試合の幅も広がるね。力では負けていたMysterioも足を引っ掛けて転ばせたり、後頭部への619を決めたりと技で対抗していった。そしてトップロープからの前方回転えび固めでFinlayをフォールしてタイトル挑戦権を得た。試合後、フラフラになっているMysterioの前にKhaliが登場し、Mysterioを一押しで倒してしまった。Mysterioは以前Khaliにあっさり負けてしまったことがあったが、あれだけの身長差をどうやって跳ね返すのだろう?MysterioがKhaliのアイアンクローに捕まりそうになったところにBatistaが登場、Khaliを転ばし、Mysterioに619を決めさせてKhaliを追い返した。
Winner: Rey Mysterio