痛いうえに痛い

2007/12/03放送分 December to Dismember (Augusta, Georgia)
WWE ECW ディセンバー・トゥ・ディスメンバー2006 [DVD]

MNM (Joey Mercury, Johnny Nitro w/ Melina) vs. The Hardys (Matt Hardy & Jeff Hardy)

リング外にいたMercuryに対しMattが飛び、それに対しNitroが飛び、最後はJeffが飛んできた。こんな試合の流れがあるのもECWらしいな。両コーナーからHardysの2人がMercury, Nitroに対してそれぞれブレーンバスターをしたのもすごい光景だった。MNMはコーナーにJeffをすえつけ、そこからSnap Shotを決めようとしていたのだが、Mattが戻ってきてMNMの2人にチン・クラッシャー、リング上に倒れた2人に対してJeffがSwanton Bombを決めた。
Winners: The Hardys


Matt Striker vs. Balls Mahoney (Striker's Rules Match)

今回の試合はStrikerが自分で決めたStriker's Ruleにのっとって行われることとなった。それは

  • 目を引っかいてはいけない
  • 髪の毛を引っ張ってはいけない
  • トップロープからの攻撃をしてはいけない
  • 汚い言葉を使ってはいけない

である。試合は特にこのルールが聞いてくるわけでもなくMahoneyが順当に勝利してしまった。

Winner: Balls Mahoney


ステージ裏でExtreme Elimination Chamber Matchに出場うするはずだったSabuが何者かに襲われて倒れていた。


Elijah Burke & Sylvester Terkay vs. The Full Blooded Italians (FBI) (Little Guide Maritato & Tony Mamaluke w/ Trinity)

FBI最近見ないよな。そして何よりBurkeはNew Breedとして出番が多いけど、Terkayはさっぱり見なくなってしまったな。試合後にTerkayがLittle Guideに対してマッスル・バスターをかけていたけど、その時にTNAと掛け声をしている観客がいた。やっぱりマッスル・バスターはTNAのSamoa Joeの技だろう。


Daivari w/ The Great Khali vs. Tommy Dreamer

少し試合に介入してきたKhaliが退場させられてからは圧倒的に有利に進めていたDreamerだが決め技のDDTをゆっくりとかわされて丸め込まれフォールされてしまった。あんなゆったりした丸め込みでのフォール負けはなしだろう。試合後退場するDaivariを追いかけていったDreamerだが、入場口のところでKhaliにつかまり背中から投げ落とされてしまった。完全にこのシーンのために準備された試合だったな。
Winner: Daivari


Mike Knox & Kelly Kelly vs. Kevin Thorn & Ariel

ここのところCM Punkを応援気味だったKelly KellyがMike Knoxに見捨てられたためにArielにフォールされてしまった。Arielが決め技に使った技はもしかしてSTOか!?試合後にSandmanが観客席から登場し、Kevin Thornを竹刀で滅多打ち。竹刀ってそんなに激しく叩いても壊れないと思うのだけど、Sandmanが使うとなんであんなに壊れるのかな。
Winners: Kevin Thorn & Ariel


ECW World Champion Big Show vs. CM Punk vs. Test vs. Bobby Lashley vs. Hardcore Holly vs. Rob Van Dam (Extreme Elimination Chamber Match, ECW World Championship)

Sabuが出場不可になったので代役としてHardcore Hollyが参加することとなった。今回の参戦者でこの試合形式を行ったことがあるのはRob Van Damだけだな。最初2人で試合が始まり、5分ごとに1人ずつ参戦者が増えていく、フォールされた人は退場し、最後に残った人が勝者となるというルールはこれまでのElimination Chamber Matchと変わらないのだが、Extremeな部分は最初に小屋の中に入っている4人がそれぞれ有刺鉄線付きバット・椅子・くぎ抜き・テーブルと凶器を持っているというところ。まずはHollyとRVDの2人で試合がスタートした。Elimination Chamberはリング外がリングと同じ高さの鉄板で囲まれているというのが特徴なのだが、それを利用してRVDがリング外にいるHollyに対してローリングサンダートップロープ越しに決めた。次の参戦者はCM Punk。彼の持ち込んだ椅子が入ると試合が激しくなってきた。コーナーにすえつけた椅子に頭から投げ込まれたRVDは出血してしまった。次の参戦者はTest。彼はくぎ抜きを持ち込んだのだが、これはえぐい。出血しているRVDの額に押し当て傷口を広げたりしていた。CM PunkがRVDのFive Star Frog Splashに沈み、HollyがTestにフォールされ、RVDとTestの一騎打ちとなった。RVDがコーナーにある小屋の上から飛ぼうとしていたのだが、その登った小屋がBig Showの入っているものであったため、下からBig Showの妨害にあい飛ぶことができなかった。小屋の上でBig ShowにつかまっていたRVDをTestは椅子攻撃し、RVDの顔面に椅子を置いてTestが小屋の上からエルボードロップを決めた。Testが飛ぶシーンをあまり見たことがなかったけど、こんなこともできたんだな。Testが1人残り次の参戦者を待つという状態になった。次の参戦者はLashleyだったのだが、Paul HeymanのボディーガードがLashleyの小屋を空けようとしていたレフリーを妨害、Lashleyを小屋の中に閉じ込めておくという事態が発生した。ところがLashleyは小屋の中にあった凶器であるテーブルを利用して小屋の天井を破り脱出。以前行われたElimination Chamber MatchでGoldbergが小屋を蹴破るということがあったが、Lashleyは天井を壊しちゃったよ。LashleyとTestの一騎打ちはLashleyがパワーで押してフォール。最後の参戦者となるBig Showを待ち構えることとなった。Big Showは有刺鉄線付きバットを持ち込んできたのだが、Lashleyがバットを避けたときにリング外を取り囲んでいる鎖にバットが引っかかってしまった。そこからLashleyがShowを小屋に叩きつけ、ShowがChokeslamを仕掛けようしたのをDDTで返し、Showの攻撃をかいくぐってスピアーを決めた。これによりとうとうLashleyがShowをフォールし、ECW World Championを手に入れた。
Winner and new ECW World Champion: Bobby Lashley