春だ、キャンプへ行こう

朝からデスバレー国立公園(Death Valley National Park)に向けて出発。ネバダNevada)州方向から入るためにI-15を北上しBakerという町からDeath Valleyに向かうことにした。ここに行く途中の峠越えの時にものすごい霧に包まれて運転が怖かったな。峠を越えると一気に晴れてきて気がつけば周りの車と一緒に時速100マイル近く出ていた。BakerからShoshoneという町を目指して北上。ちょうどこの道で駅伝をやっていたようで、途中選手交代ポイントや給水ポイントが作られていた。この砂漠のど真ん中でやる駅伝は並の体力ではできないだろうな。


そしてShoshoneからDeath Valley入り。山を越えて谷に入るとそこは何もない所だった。大きな扇状地がいくつも続く道をひたすら前進。途中で弁当を食べたりしながら最初のポイントであるBadwaterに到着した。



真っ白な道が続く。これ全部塩。なめてみると確かにしょっぱかった。しかもここは海抜-86mという低地にあり、周りに太陽をさえぎるものもないのですっかり水も干上がってしまい塩分濃度が上がってこのような土地になったようだ。


次のポイントのNatural Bridgeへ。Trail Headまでは未舗装の道を車で走っていった。目的のNatural Bridgeまではそれほど距離があるわけではないが、扇状地の始まり(扇の要の部分)から谷に入っていくので地面が細かい砂が多くて歩きにくかった。



次のポイントのDevils Golf Courseへ。ここは塩の結晶が固まって岩の様にでこぼこになった地形を見ることができた。結晶がトゲトゲになった状態で固まっているので、触ってみると痛い痛い。


次はちょっとメイン通りから外れてArtists Driveへ。Artists Palette(芸術家のパレット)という名前の付いた色鮮やかな山々が見られた。ここに行く途中の道が激しいでこぼこが多いし、道も細め、壁が迫っているところを走ったのでハラハラドキドキの連続だった。Artists Driveに入ってすぐのところで人がたくさん集まっているところがあったので、そこがArtists Paletteだったと思ったのだが実はまったく関係のないポイントだった。みんなだまされていたのかな。


Artists Driveを抜けてDeath ValleyのVisitor Center(ビジターセンター)へ。ここで今やコレクションとなっているNational ParkのTシャツを買い、入園料を支払う。しかし今回から年間パスを持っているので見せるだけ。そして今夜の宿を確保するためにFurnace Creek Campsiteへ。先週くらいからDeath Valleyはシーズンオフ(夏は暑すぎるためにシーズンオフになる)なのだが、まだまだ利用者がいてちょっと遅かったらテントを張る場所が見つからなかったかもしれなかったな。


テントを建てて夕飯の準備。ダッチオーブンジャンバラヤを作成。前回ダッチオーブンを使ったときは焦がしてしまったのだが、今回は焦げることもなくかなりおいしいものができた。ちょっと多めにできてしまったのでタッパに入れて翌朝食べたのだが、冷えてもおいしかった。

夕飯を食べて少し休憩したら今度はフライドチキンをダッチオーブンで作ってみた。これも外はカリカリ、中はジューシーなものができた。ビールにもぴったりで家にガスコンロがあったら是非家でも作ってみたい一品だね。