新婚旅行 10 日目「船酔い防止には寝るに限る」

今日は 2 時間かけて別の島の動植物を見学する予定だったのだが、朝から昨日使っていたシー・フィンチ号が整備不良というトラブル発生。そのため 1 時間 30 分後にダフネ号に切り替えて出発。

ホテルを出てプエルトアヨラに向かう途中で海を泳ぐガラパゴスウミイグアナを発見。

行き先はサンタフェ島。2 時間という船旅はさすがに長い。船も揺れるので船酔いになってしまう。横になって寝ながら目的地に到着するのを待つ。

船からは空を飛ぶガラパゴスアメリカグンカンドリが見えた。

ウェット・ランディングした海岸にはガラパゴスアシカがたくさん生息していた。

1 母につき 1 子。1 年かけて 1 匹子育てをする。子供は次の赤ちゃんが生まれるまでの 1 年間母乳を飲む。
6 歳から 22 歳程度まで出産することができ、メスは 25 年、オスは 20 年くらい生きる。
赤ちゃんを産んだ 3 週間後から交尾・妊娠が可能となっている。

研究のため昨年生まれたアシカには足に黄色いタグが付いている。

主食は魚で漁に出るときは 4 から 18km 先まで行く。頭が尖っていて肩が出っ張っていないシャープな体型をしているので水を切ることができ泳ぐのも早い。泳ぎ始めるのは早く、生後 2 日で泳ぐことができる。
天敵はオオメジロザメ (Bull Shark) やイタチザメ (Tiger Shark) のおうな大型のサメ。


ガラパゴスマネシツグミ。この 4 匹はオス同士が 2 vs 2 で戦っている。1 群が 10 から 20 羽で構成されており、これは群ごとの争い。


ヨウガントカゲ (Lava Lizard)。メスはノドが赤い。腕立て伏せをして歩いていることが多いが、これはテリトリーのアピールをしている。


ガラパゴス諸島には 3 種類リクイグアナが生息している。サンタフェ島にいるサンタフェ・リクイグアナ。イザベラ島にいるピンク・リクイグアナ。ガラパゴス諸島全域にいるガラパゴスリクイグアナ。
今日来ているサンタフェ島にはもちろんサンタフェ・リクイグアナがいる。
石を落とすと近づいてきた。これはサボテンの実が落ちたと思って様子を見に来ているのだ。

主食は植物。葉も草も食べ、乾季はサボテンを食べる。サボテンは前足で棘をこそぎとってから食べる。
リクイグアナは背の高いウチワサボテンに登ることが出来ないので実が落ちてくるのをひたすら待っている。このサンタフェ島のウチワサボテンは背が高く、最大で 12m になるものもあったそうな。

寿命は不明で 70 年くらいと予想されている。

1 ヶ月は何も食べなくても生き延びることができ、乾季にはサボテンから水分を摂取する。皮膚がないので汗をかくこともなく、水がなくても長く生きられる。
サボテンの花はエネルギーも多い。

サボテンの生息している領域を巡ってテリトリー争いをする。


ガラパゴスウミイグアナはやはり波打ち際が似合う。


こちらはガラパゴスハト。


島を散策した後はシュノーケリング。クルーズボートから直接海へダイブ。足の届かないところで泳ぐのは不安だったが海に入ってみると意外と浮いてくる。水中を覗くとアシカが近くで泳いでいた。こちらに向かって泳いでくるので衝突するのではと考えてしまうが、さすがに水中ではあちらに利があるので巧みに避けてくれる。


帰りは泳いだ後なんでぐっすり寝ていた。気が付いたらホテル近くの港に到着。